甲状腺全摘出後の診察1回目、乳頭がんでした!診断結果と今後の治療方針

こんにちは。バチです。

甲状腺全摘出の手術から約1か月。
術後1回目の診察日を終えてきました。
甲状腺にあったしこりが良性だったか悪性だったか、今後の治療方針などが明らかになる日です。

まず結論から!

  • 甲状腺乳頭がんでした…!
  • 周りのリンパ節に転移あり
  • 4月からアイソトープ(アブレーション)治療

診察の結果説明や今後の治療方針で聞いたことについて、書いてみようと思います。
それじゃあ、いってみよ~!

全摘出手術後の診察1回目、診断は「甲状腺乳頭がん」

手術後、1回目の診察。

どんなことを言われるんだろう、ドキドキ。
正直、診察を受ける前は『あとは経過観察だけだろう』と思ってました。
なんせ甲状腺、ぜんぶ取っちゃってますからね。
あとやることなんてないだろうと。

そしていざ診察。

「甲状腺乳頭がんでした」

これは正直、わかってたんです。
事前に送られてきた、退院証明書に病名が書かれていたので。
あーやっぱり癌だったのか、みたいな。

良性だったら2時間ぐらいで終わると言われてたのに、手術は5~6時間かかったようで。
なにかあったんだろうな、と思ってはいたので、あまり驚きはしませんでした。
入院中の日記については、別の記事にしています。

次にちょっと意外というか驚いたのが。
「まわりのリンパ節…転移してたのが、こことここ、ここもあとここも…(10個ぐらいイラストで描かれる)」

甲状腺のまわりにリンパ節がたくさんあるんですが、そこに結構な数、転移してたとのこと。
イラストで描いてくれたんですが、15個ぐらいはありました。
あれ?なんか多くね?というのが正直な感想です。
実際、年齢(30代後半)をかんがみてどうなのか聞いてみると

「この年齢でこれだけまわりのリンパ節に転移してるのは珍しいね~」
「手術、大変だったよ!」
とのこと。
ありがとうございます…!
おかげさまで、体はピンピン、声もちゃんと出てます。
声については、「出てるのが不思議なぐらい」と言われました。

声を出すための神経に、かなり近いところを切って、しかもかなり強固にひっついていたそうで。
たぶんあとちょっと何かがズレたりしたら、いまごろ声が出ていなかったんだと思います。

先生…ありがとうございます…!

ここまでは割と「ふーん、なるほどなぁ」という感じでした。
まあこれで終わるならまいっか、みたいな。
ところがどっこい、これで終わらなかった。

「抗がん剤はまだ早いから…」

いや、まだ早いってなんだよ。
将来すんのかよ。怖ぇ~よ。
もうちょっと詳しくきいときゃ良かった。
次に診察うけたとき、きいとこ。

「今後はカプセルを飲んで、内側から治療をしていくからね」

ん?カプセルを飲む?なにそれ?
ってかまだ何かあんのか…。ぴぇぇ。

今後はアイソトープ(アブレーション)治療を行う

なんでも、甲状腺をぜんぶ摘出して、まわりの転移しているリンパ節を取ったとしても。
甲状腺のとりこぼしがある場合があるのだとか。

残った甲状腺を放っておくと、がんが再発したり他の臓器に転移することもあり。
それを防ぐため、わずかに残った甲状腺を破壊するために行うのが、アイソトープ(アブレーション)治療。

方法は、放射線を出す『放射性ヨウ素』を含むカプセルを飲むだけ、というもの。
ただ甲状腺を全摘出している場合は、事前にタイロゲンという注射を2回打つ必要があるとのこと。

…と説明を受けたり、手元のパンフレットに書いてあります。
パンフレットには『アブレーション』と書いてありますが、微妙なニュアンスの違いがあるみたいです。
そしてカプセルを飲むだけとはいっても、放射線を発するだけに、実はけっこう準備は大変みたいです。

そっか、今後もいろいろあるんだなぁ…仕方ないか。
そう思っていた時に、さらに驚く情報がふたつ。

  • アイソトープ(アブレーション)治療、保険がきいて約9万円(!?)
  • 4月の通院回数、5回!!!多っ!!!!

事前に行うタイロゲン注射がめっちゃ高額

カプセルを飲むアイソトープ治療をする。
それはわかったんですが。

なんとなく金銭面で嫌な予感がして、『保険がきいていくらになるか』を聞いてみたんです。
そしたらもう、驚き桃の木さんしょの木ですよ。

「保険がきいて9万円ぐらいです」

9万!!!?!?!?!高ぇ!!!!!!!
保険がきいてってことは3割だから…きかなかったら30万?
高すぎwwwwwwwwwwww

これ、飲むカプセル自体は保険がきいて1万円ぐらいらしく。
それでもまぁ高いんですが、実は事前に行うタイロゲンという注射がめちゃんこ高い。
9万円のうち残り8万円は、その注射代です。
高ぇ!!!!!!!!!!!

ただ、注射をしない方法もあるのだとか。
なんでもこの注射、できるようになったのが割と最近らしく、ここ10年ちょいの話とのこと。
その方法というのは、『チラージン(飲み薬)』をしばらく(約2週間)やめる、というもの。

このチラージン、甲状腺が出すホルモンを薬にしたもので、全摘出した人は毎日飲むのが必須です。
これをやめるということは、パワーの源であるホルモンが足りなくなります。
だるかったり、動く気力がなくなったり、寒気、吐き気、その他いろいろ…。
想像しただけで地獄です。

一応、患者の意思でどちらにするか選択できるとのこと。
僕はタイロゲン注射をするほうにしました。

お金をケチって動けなくなっても仕方ないからね、しょうがない。
というより、こんな治療を受けられるだけでありがたい…!

それにお金については、高額療養費があります。
詳しいことは割愛しますが、年収によって、1か月にかかる医療費の上限があるという制度です。
詳しくはこちら。
全国健康保険協会 高額な医療費を支払ったとき

4月の通院回数、5回!!!!

4月の通院回数、なんと5回。
多っ!

すべてアイソトープ(アブレーション)治療のための通院、うち注射~カプセルを飲む3のは連続した3日間です。

  1. 放射線科で事前の検査
  2. タイロゲン注射 1回目
  3. タイロゲン注射 2回目
  4. 放射性ヨウ素のカプセルを飲む
  5. 飲んだ結果の診断

そして5月にも1回通院予定。
こちらはこれまでと同じく、外科の診察です。

予定されているだけで6回の通院…!
もう入院したほうが早いんじゃないか、とか思っちゃいます。

そして人によっては通院以上にしんどいんじゃないかと思うのが、カプセルを飲む前のヨウ素制限食。

アイソトープ前の2週間はヨウ素制限食

ヨウ素は昆布や海藻に多く含まれる成分です。
このヨウ素、アイソトープ治療でカプセルを飲む前の2週間は摂っちゃいけません。

さらにそれが含まれる、だし汁も摂っちゃいけません。
味噌汁や調味料、カップ麺なんかにも含まれているそうで。
外食もしないほうが良いです。
あと海藻をめっちゃ食べた鶏の卵である、ヨード卵もダメです。

洋食には比較的ヨウ素は少ないそうで、外国の人は割とへっちゃらだとか。
海藻やらだしやらめっちゃ使う和食にはクリティカル。

魚も海藻食べてるよね、ってことで魚もダメ!と言われる場合もあるそうですが、僕の病院ではそこまでは言われませんでした。

なぜ制限するのかというと。
カプセルから出る放射性ヨウ素は甲状腺に集まる性質があって、それを利用してわずかに残った甲状腺を処置するとのこと。
ただ、普段からヨウ素が含まれた食事をしていると、甲状腺にすでにヨウ素が集まっているため、カプセル内のヨウ素が入り込めないのだとか。
それを防ぐために、カプセルを飲む前はヨウ素を制限する、ということでした。

僕は幸い自炊中心、海藻類や味噌汁は食べないのでどうにかなりそうです。
念のため、魚もあまり摂らないようにしてみます。

医師の先生はやっぱりすげえなぁ

すこし余談なのですが、今回の診断を聞いて『医師の先生はやっぱりすげえなぁ』と感じました。

僕の場合、『声が出ているのが不思議なぐらい』と言われて。
つまりそれだけ、先生もめちゃくちゃ神経をとがらせていた、ということだと思います。

しかも手術時間、5~6時間ですからね。
当初の予定では、良性のしこりなら2時間程度、そうでなくても3~4時間と言われていました。
それが予想よりまわりのリンパへの転移が多かったり、切るのが大変だったんだと思います。
予定よりずっと長い時間、しかもその時間の間ず~~っと集中していなきゃならない。

おかげさまで、わりと普通に声が出ています。
ありがとうございます…!

医師の先生は、やっぱりすげえなぁ…と思うと同時に、めちゃくちゃ大変だなぁ…と。
しかもこんな手術、1日に2回行うそうですからね。
自分だったら頭おかしくなっちゃいますよ。

まとめ

  • 甲状腺乳頭がんでした…!
  • 周りのリンパ節に転移あり
  • 4月からアイソトープ(アブレーション)治療

正直、あとは経過観察でおわりだろ~と思ってたら、追加の治療。
それが結構めんどくさそうで、正直ちょっと気が滅入りました。

ただ、それと同時に、そういう治療を受けられるのはありがたい!とも思います。
治療できるし、今後の見込みが立つだけでも御の字だなぁと。
なにせ「声が出ているのが不思議なぐらい」とも言われましたし、声が出ているだけでめちゃくちゃありがたいです。

実際、がんと確定したときは少なからずショックでしたし、いろいろ思うこともあります。
でもこれも自分の人生で、何かしら意味があるんだろうな、とも思います。

気楽にのんびり、前向きに。
でもやるべきことはしっかりやって行こうと思います。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

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