
こんにちは。バチです。
昨日、『うっせぇわ』って曲がすげぇバズっとる、ってことを知ったんです。
再生回数見たら9000万再生。9000万!?
文字通り桁が違ぇ。
とりあえず歌詞をみて。
おぉ…せ、せやなぁ。
聴いてみて。
おぉ…なるほど。
で、なんでこんなバズったのかな~とふと思って。
- 中二に刺さる痛々しさ
- でも頭の片隅に共感できる覚えもある
- 現役世代(以上)からすると突っ込みどころ満載
- ついでにマウント屋にも刺さる
みたいな要素がある気がします。
ターゲットはたぶん中二世代なんですけど、10代から30代以上まで、どの層からしても話題になるというか。
歌詞からすると社会人的な内容、でもむしろその世代からは突っ込みどころ満載だったり。
ただ特定の層が共感できるだけじゃなく、いろんな層の需要を得てる気がしたり。
そんな感じのことを書いてみます。
それじゃあ、いってみよ~!
Contents
中二に刺さる痛々しさ
社会人じゃ~とか歌詞にあるけど、社会人からするともろもろキツい。
歌詞の痛々しさも相まって、背伸びしたがる学生世代に刺さるし、そこをターゲットにしてる気がします。
で、僕にも覚えがありますけど、超若い頃って『俺が流行の最先端』みたいな感情あるんですよね。
周りは古くて自分は新しいってかんじで。。
若いから実際そうだし、大人のやってることって意味わかんねー、古臭ぇー。
でも大人の言うことは聞かなきゃなんねー、めんどくせぇー、みたいな。
あとは学生時代って、背伸びしたい時期じゃないですか。
社会人になったらこうなんだぜ、めんどくせぇー。
おっさん共に気ぃ遣わなきゃなんねぇのかよ、まじダリィー。
みたいな。
この歌詞がまんまそれ。
痛い痛くない以上にノリのほうが大事
とはいえ、中二世代からしても、『これは痛ぇ』って印象はあると思います。
ただ、こういうのって痛い痛くない以上に、『その場のノリ』が大事だと思います。
学生時代は特に。
いくらノリが良い曲でも、さすがにこれは…ってラインがあるじゃないですか。
そのラインが、学生時代はより手前にあって、大人になるにつれ前へ前へ行くのかな、って気がします。
やっぱり年をとるにつれ、年相応とか世間体とか、恥ずかしさとかありますからね。
学生時代はあまりそのへん気にする必要ないし、その場のノリのほうがよっぽど大事なので。
ただこの曲、痛々しいだけじゃなくて、微妙に(過去に)共感を覚える部分もある気がします。
でも頭の片隅に共感できる覚えもある
「俺は特別な人間だ!」
「俺は模範的な人間だ!」
「俺はデキる人間だ!」
こういう感情って、たぶん誰もが一度はかかえたことがあると思います。
学生時代かもしれないし、あるいはストレスかかえまくって、そう信じたいときとか。
歌詞やら曲調そのものは痛々しいし突っ込みどころも満載なんですけど、
そんなこと考えた時期もあったなぁ、みたいな。
頭の片隅になにか懐かしさのようなものを感じるというか。
誰もが中二な時期ってあったでしょうし、そういうのもバズる要素なのかもなぁと。
個人的に超絶共感できた部分
『あなたが思うより健康です』
ここだけ超絶グレイテスト共感しました!!!!!
これ、細い人、特に女性はめちゃんこ共感覚えるのでは。
「大丈夫?ちゃんと食べてる?」
おめぇ~の100倍は考えて食べてっからぁ!
運動だって毎日してっから!
はぁ~~~~~めんどくせっ!!!!!
現役世代(以上)からすると突っ込みどころ満載
んで、ここが肝心な部分なのかもしれないと思ったのが。
歌詞としては社会人的な内容だけど、むしろ社会人からすると突っ込みたくなる。
まず「ん?」と思ったのが『酒が空いたグラス~』とか『皆がつまみ易いように~』とか。
不文律のマナーか、なるほどなぁ。
今そんなんおる?
いや、10年前ならわかりますよ。
ちょっっっとレッテルが古ない?という。
実際は今、こうじゃないじゃないですか。
ハラスメントどうのこうの面倒ですし、こっちが新人さんに気ぃ遣うまである時代です。
むしろ自分から新人さんについじゃうよ?っていう。
あぁ~いいよいいよ、座ってて大丈夫。
もお~おじさんが全部やっちゃうよ~!的な。
ただ、学生からすると社会人ってこんな感じのイメージだと思うんですよ。
どうせこんなんでしょ、的な。
あとは中二的に刺さる部分だなと感じたのが、『最新の流行は~』『経済の動向も~』。
そんな奴いねぇよ。
いや、いるかも知れんけど。
どこの意識高い系っすか?みたいな。
ここは社会人のイメージ、かつ『意識高い俺』に刺さる部分だと思います。
特定の層の共感を得るだけじゃ、ここまでバズらないと思います。
あえて歌詞は突っ込みどころを残して、ターゲット層以外も取り込んでるというか。
狙ってか狙ってないかは知りませんけど、そんな感じがします。
ついでにマウント屋にも刺さる
大人からすると…というか学生から見ても、かも。
見るからに痛々しい内容ですけど、まあマウント屋の燃料ですよね。
今の若いのはこんなん聴いてんのかよ、とか。
一部の陰キャが盛り上げてるだけだろ、みたいな。
こういう燃料的な要素も、バズる一因なんだろうなって気がします。
ついでにレスバトルも生まれて、さらに再生数爆上げです。
まとめ
歌詞の内容は社会人っぽいけど、実際には突っ込みどころ満載。
むしろ痛々しさと背伸びしたさから、学生に刺さる。
でもどこか懐かしさも覚える。
ついでにマウントしたりレスバトルの燃料にもなる。
そんな感じで、いろんな層をうまいこと取り込んでるのかな~という印象を受けました。
そういう路線で売ってるのか、狙ってか狙ってないのかは知りませんけど、そう考えるとようできとんなぁ~と。
そして9000万再生はさすがにすげぇな、と思います。
どこでどうバズってどうノリに乗ったらそうなるんだろう。
数字が異次元すぎて意味がわからない。
話題は話題を呼ぶってのはあるんでしょうけど、それにしても凄い。
純粋にすげぇなぁ、って感じです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!