
裏事情とかそういったものではありません。
こんにちは。バチです。
最近、底上げ弁当だとかお菓子が小さくなったとか。
お値段据え置き、でもいつのまにか中身が少なくなっている!
すぐわかるならまだ良くて、最近だと少なくなったことがわからないような細工がされている例も目立ちます。
たとえば、底上げ部分にシールが貼ってあって、見えづらくなってるとか。
飲み物の容器の上部分だけ色付けしてあって、あたかもたっぷり飲み物が入っているように見えるとか。
ステルス値上げ、無くなるばかりか増えるばかり。
おまけに手口は巧妙になるばかり。
これ、なんでなんでしょ?
というわけで、自分なりに考えてみました。
最終的な結論としては、『そのほうが利益が上回るから』なんですよね。
もしステルス値上げして利益が減ったら、もうやめようってなるので。
多少評判が落ちて売り上げが減っても、底を上げたりなんだりしたコストカット分が、減った分を上回ってるってことです。
じゃあなんで売り上げはそこまで減らないのか。
極端な話、みんながみんな『もう底上げ弁当なんて買わねぇ!』とか言って。
売り上げ9割減!もうだめぽ…。ってなったら。
仮に10%コストカットしてようが、超絶赤字になっちゃいます。
つまり売り上げはそこまで減ってないんですよね。
ここまで非難されてるのにどうして?ということについて、考えを書いてみます。
売り上げがそこまで減らない、直接的な理由。
そして、もしかしたらこういう理由もあるかもな~というものについて。
それじゃあ、いってみよ~!
Contents
売り上げがそこまで減らない理由
まず、売り上げがそこまで減らない理由について、僕の考えはこちら。
- 消費者は慣れてしまう
- 同時に宣伝にもなる
それぞれ、もう少し詳しく書いてみます。
消費者は慣れてしまう
なんというか、もうステルス値上げって日常になっちゃってますよね。
あ、またステルス値上げね。
ハイハイ、底上げでしょ。
ああ、こっちはサイズが小さくなったのね。
もうどこもかしこもどうしようもね~な。
みたいな。
それと同時に、「またか」って一番強く思うのは。
最初に気づいたときなんですよね。
最初に気づいたときは、「また小さくなりやがった!」なのが。
次に見たときは「これ、小さくなったんだよなぁ。」になって。
そのまた次に見たときは「そういやこれ、小さくなったんだっけ」となってしまい。
だんだん、当初の感情が薄れてきちゃうんですよね。
ステルス値上げは日常化していて、かつすぐに慣れてしまう。
もしかしたら、小さくなったことにすら気づいていないかもしれない。
なので、結局は買っちゃう。
だって変わったものはしょうがないし、食べたいし。
こうなると、というか現状こうなってますけど。
メーカー側はやりたい放題ですよね。
お値段そのまま、中身は小さく。
してみたものの、案外大丈夫だな!いけるいけるwwwww
…と感じているかはわかりませんが、自分ならそう感じます。
だって売れ ちゃうんですもん。
最初ちょっと拡散されて評判が落ちても、3日も経てばどこ吹く風。
よっしゃ!また頃合い見て小さくしたろ!
だって売れちゃうんだもん。
嗚呼、負のループ。
同時に宣伝にもなる
これも地味にある気がします。
ステルス値上げ、すると今はすぐに話題になるじゃないですか。
「ちょいこれ見て!!!〇〇がまたやりよったわ!ふざけんな!」
「これはさすがに酷ない?もうこんなん買わんわ」
どう見ても悪評ですよね。
ところがですね。
話題になってくれて、むしろありがたいまである可能性すらあります。
最近は、Youtubeで取り上げる人もたくさんいますからね。
「〇〇の底上げがひどすぎる件」とか。
それ自体はぜんぜん悪いことじゃないんですが、いつのまにか宣伝になってるという。
メーカーからして、
- これといって話題にならない
- ちょっと評判が悪いが、話題になる
どっちが良いかといったら、たぶん後者だと思います。
もちろん最終的に利益が大きいほうが良いに決まってるんですが、ステルス値上げが横行してる以上、そのほうが利益が出ちゃってるということで。
同時に、悪い評判が立つのも、宣伝として織り込み済みな気がします。
悪い評判は悪い評判でも、そのおかげで商品を初めて知る人も多いと思います。
実際、ぼくもネットで『この底上げ見てみ~!』とか話題になったとき。
たいてい、対象のお菓子とかお弁当、はじめて見るものなんです。
それで、なにかの機会に「ほんとにそこまで酷いんかいな?」とか思って手に取ったら。
メーカーからしたら相当おいしいですよね。
だって、本来買わないはずの人が、悪評によって買ってくれるので。
多少評判が悪くなろうが、宣伝にもなるから良し。
その結果、売り上げも上がってなお良し。
こんな思惑もある気がします。
その他、こういう理由もあるかも
売り上げとは直接関係ないものの、こんな理由もあるんじゃないかな~というものについて。
- 周りもやってる
- 目先の利益優先
- 不良が子猫を拾った効果
それぞれ詳しく書いていきます。
周りもやってる
これはあると思います。
だってみんなやってるじゃん、っていう。
じゃあ自分だけやらないかというと。
やらないメーカーもあると思います。思いますが。
周りがみんなやってるってことは、そのほうが効率が良いってわけで。
じゃあやっちゃいますよね。
しかも周りも自分もやっちゃえば、それがスタンダードになっちゃうんです。
ステルス値上げや底上げが当たり前に。
むしろしてないほうがおかしい的にまでなったりして。
さすがに今はそこまでじゃないかもしれませんが、いずれそうなったりして。
底上げされてない弁当を見つけたら「うおおおおおお!底上げされてない!あの頃を思い出すわ…」みたいな。
目先の利益優先
これもあると思います。
なんだかんだ、『遠い信頼より目先の利益』的なところがある気がします。
もちろん底上げしなかったり、ステルス値上げしなかったりしたら、信頼は築かれるかもしれません。
ただ信頼って、すぐには数字に表れないんですよね。
信頼って、長い長~~~~い時間をかけて、ちょっとずつ、ちょっとずつ築かれていくじゃないですか。
ただ、失うときは一瞬みたいな。
とはいえ、底上げやらステルス値上げやらって、そこまで信頼を失うかというと、そうでもないと思うんです。
呆れられはするものの、まあしかたないか、程度だと思います。
なにせ今は周りもやっちゃってますからね。
おまけに、やったらやったで利益が出るんです。
もちろん底上げするために設備投資やらはあるでしょうから、即利益につながるというわけではないと思います。
それでも、一歩一歩信頼を積み上げるよりかは、利益が出るのが早いと思います。
何より、利益が出ればそのお金を別のことに使えますからね。
とりあえず、少しでも早く目先の利益を出す。
だったら多少なにか拡散されようが、ステルス値上げしちゃおうじゃん、みたいな。
不良が子猫を拾った効果
これは考えすぎかもしれません。
しれませんが、もしかしたらあるかも。
ステルス値上げの常習犯、ステルスフーズがあったとします。
世間での評判は決してよくありません。
こいついつも容器底上げしてんな、また中身減らしやがった。
さすがにどうしようもねえな、ってな感じで。
そんなステルスフーズがあるとき。
なんと!お値段そのまま、内容量を1.3倍!
いったいステルスフーズに何があったのか。
- 【朗報】ステルスフーズ、まさかの改心
- 【悲報】俺たちのステルスフーズ、ステルス値上げをやめてしまう
ステルスフーズ、やるじゃん!
いい加減ステルス値上げはダメだって気づいたんやな!
俺は最初から信じてたぜ、ステルスフーズはわかる奴だって。
そんな評判がビュンビュン飛び交うわけです。
ところがですね。
実は内容量、ステルス値上げする前に戻しただけだったとか。
1.3倍になったと見せかけて、実は従来通りにしただけ。
量はそのまま、でも評判はなぜか上がってしまった!
ステルスフーズ大勝利!ステルス値上げしといてよかった!
…みたいな。
さすがにこんな例はそうそう無いでしょうけど、実はこんなことも考慮されてたりして…?
じゃあ消費者はどうすればええねん
じゃあ~俺たち消費者はどうすることもできないんか!
結局慣れて、拡散しても宣伝になっちゃって!
いい方法はないかというと、結局『買わない』しかないんですよね。
とはいえ、『買わない』ってけっこう難しいのも事実。
なにせみんなやってますからね、ステルス値上げ。
しかも弁当とか、場合によってはお菓子とかも。
それを買うのが日常化してたりすると、なかなか買わないってわけにもいかないです。
弁当をやめて明日から自炊!なんて、なかなかできないですからね。
代わりの弁当を買うかというと、あまり美味しいのが周りになかったりして。
買わないしかないんですけど、なかなか買わないというのも難しい。
食べられないというわけでもないですからね。
でもやっぱり、どうしても納得できないときは『買わない』意思をもつのが大事なのかな、と思います。
まとめ
- 消費者はだんだん慣れてきて
- けっきょく利益が上回っちゃう
- 何気に宣伝になりそう
- 目先の利益を優先で
- いざとなったら元に戻せば評判アップ!
こんな思惑があるかも、ということを書いてみました。
じゃあ何ができるかというと、『買わない』しかないんですよね。
ただそれも、なかなかどうして難しい。
難しいですが、さすがにこれは我慢ならん!というときは、強い意志で『買わない』ことが大事なのかな、と思います。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!